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神聖かまってちゃん/戸川純/ニナハーゲン/頭脳警察 [Contemporary Art]





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「神聖かまってちゃん」という若手の4組ロックバンドを取り上げます。
映画も作られていますが、死ぬことを歌っている曲がいくつかあってあって、歌詞は面白いです。アルバム3枚の題名も、同様の死のテーマです。

  • 友だちを殺してまで。 (2010年3月10日、XQFL-1014)
  • つまんね (2010年12月22日、WPCL-10886)
  • みんな死ね (2010年12月22日、XQFL-1016)
 
次のYouTube画像は、歌詞を読んでもらいたくて掲載するものです。


歌も演奏もまったく下手ですが、この手の下層のバンドのレベルの中では、ましの方です。

取り上げるのはコメント欄に、以下のようなリクエストがあったからです。

「神聖かまってちゃん」というYouTube、ニコニコ動画などで楽曲を公開しているロックバンドがあるのですが、このバンドの芸術分析をしていただけませんでしょうか。

以前、彦坂様がブログで取り上げていらした頭脳警察や戸川純をより現代的にしたような音楽であるように聞こえるのですが、私の素人の耳では詳しいことが分からないのです。

第101次元〜第200次元のバーチャル・リアリティの領域もあるのかということも気になります。

お忙しい中、不躾な注文ですが、よろしくお願いいたします。
by 佐伯 (2011-04-07 15:48)


佐伯様

リクエストありがとうございます。ちゃんと書くと時間がかかるので、簡単にやってみます。
まず、佐伯さんが書かれているように、「神聖かまってちゃん」は、YouTubeやニコニコ動画といった動画サイトに自分たちで投稿するところからデビューして来たバンドです。その意味で非常に今日的で面白いのです。

wikiによると、2010年3月にはスペースシャワーTVのPOWER PUSHに選ばれ、 2010年3月10日、1stミニアルバム『友だちを殺してまで』でCDデビューしています。

2010年3月28日、NHK『MUSIC JAPAN』に、4月10日、フジテレビ『FACTORY LIVE 0410』に出演というふうに、注目されます。そして。2010年、ワーナーミュージック・ジャパンよりメジャー・デビューしているのです。




彦坂尚嘉責任による
神聖かまってちゃん 『
僕は頑張るよっ]の芸術分析


《想像界》の眼で《超次元〜第200次元》のデザイン的音楽
《象徴界》の眼で《第8次元》のデザイン的音楽
《現実界》の眼で《超次元〜第200次元》のデザイン的音楽

《想像界》だけの表現。
液体音楽。


《気晴らし音楽》
《ローアート》の音楽。
シニフィエだけの音楽。
原始脳だけの音楽。

《原始音楽》
『ペンキ絵』的音楽。
【B級音楽】

《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》《形骸》《炎上》《崩壊》の全概念梯子が無い。

《原大衆音楽》《原イラストレーション音楽》《原デザイン音楽》《原シンボル音楽》の概念梯子が有る。

キッチュである。

作品空間の意識の大きさが《孤児》である。

《愛玩》《対話》《驚愕》《信仰》《瞑想》の鑑賞構造の全てが無い。

情報量が10である。
クリエイティヴでは無い。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

彦坂尚嘉的に言うと、「神聖かまってちゃん」は、音楽空間が狭くて彦坂が《孤児》と呼ぶ空間の音楽なのです。

この音楽の作詞作曲をしているバンドの中心がの子(1985年生まれ、26歳 )で、wikiによるとの子渋谷にて無許可で路上ライブをしたり、交番に突撃をしたり、ライブ中にカミソリで身体を傷つける、局部を出すといった過激なパフォーマンスを行った」とあります。戸川純の音楽が好きとのことで、影響は感じられる歌唱法であります。彼女が、彦坂が言う《孤児》の空間を持つ人格で、彼女の作曲作詞で、「神聖かまってちゃん」は成立しているのです。

佐伯さんは「頭脳警察や戸川純をより現代的にしたような音楽であるように聞こえる」と書いておられますが、時間を節約するために簡単に書きますが、戸川純は《第6次元 自然領域》の音楽で、普通のパンクです。


戸川純 「

レーダーマン


《第6次元 自然領域》の液体音楽、パンク系デザイン音楽

キッチュ音楽


 つまり戸川純の歌は《第6次元 自然領域》で、しかも、液体音楽=近代音楽ですが、「神聖かまってちゃん」も、若いくせに、もはや古くなった液体音楽=近代音楽に過ぎないのですが、だが違うのは、佐伯さんが第101次元〜第200次元のバーチャル・リアリティの領域もあるのか」と書いておられますが、その通りで、「神聖かまってちゃん」の音楽には、想像界と現実界には第101次元〜第200次元のバーチャル・リアリティの領域をもっているのです。それが新しさと面白さを作り出しています。

しかし象徴界は《第8次元 信仰領域》の音楽ですので、8流バンドにすぎません。《第8次元》というのは《第6次元 自然領域》の倒錯領域ですから、普通のパンクの《第6次元》性が、逆立ちしたものなので、まあ同じものと言えます。分かりやすく牛丼屋の比較の比喩で言うと、《第6次元》が吉野家で、《第8次元》がすき屋ですので、《第6次元》の方が美味しいのです。つまり音楽性は落ちるのですが「神聖かまってちゃん」は、情報化社会の新しいパンクバンド言えると思います。

さて、戸川純の歌唱法には、ドイツのニナ・ハーゲンの影響が見えますが、これも時間を節約するために簡単に書きますが、ドイツのパンク音楽の母と言われるニナ・ハーゲンの歌唱は《第6次元 自然領域》ではなくて、《超次元》〜《第6400次元》があります。そして液体音楽ではなくて、気体分子音楽=現代音楽であって、非常に怖いし、そして面白く、力量のある歌手です。日本のパンクのペラペラさとはまったく違っているのです。

ニナ・ハーゲン

《超次元》〜《第6400次元》の気体分子音楽

《真性の芸術音楽》

さて、最後に、佐伯さんが触れている日本のパンクロックの父である頭脳警察です。普通パンクは1974年結成のラモーンズ(〜1996年解散)から始まったと言われますが、頭脳警察は1970
年結成のバンドで、ラモーンズよりも4年早くにパンクサウンドを始めています。そのことは日本のロックのオジリナリティの有り様を思わせる所があって感動的です。

頭脳警察についても簡単に書きますが、日本の多くのパンクのように《第6次元》のぺらぺら音楽ではなくて、《超次元》から《第400次元》まである気体分子音楽なのです。


頭脳警察『銃をとれ』 

《超次元》から《第400次元》まである気体分子音楽

《真性の芸術音楽》

銃をとって叫べ 
誰に俺たちが裁けるのかと 
銃をとって叫べ 
誰が大地を汚したのかと 
無知な奴らの無知な笑いが 
嘘でかためられたこの国に響き続ける 

銃をとって叫べ 
子供だましの伝説にゃ 
もうごまかされやしない 
あいつらには何もわからない 
顔も見たくない 

人の為に死ぬなんて真平ごめんさ 
だから銃をとれ 
彼の手はもう引き金にかかったんだから 
だから銃をとれ 
銃をとれ 
銃をとれ 

<銃をとれ!>作詞 PANTA(20代前半の頃の作詞)

この歌は1971年の『日本幻野祭・三里塚』で頭脳警察が歌っています

日本幻野祭・三里塚 [DVD]

  • 販売元: FLYING PUBLISHERS
  • DVD発売日: 2003/11/25
  • 時間: 24 分
1971年8月、成田空港建設反対闘争の最中、三里塚に“幻野”が出現! 3日間に渡り、ロックがジャズが盆踊りが、そして論争も乱闘も演劇もパフォーマンスも、全てが渾然一体となりカオスと化した歴史上類を見ない壮大な「祭」。 この記録映画は、初期の頭脳警察の貴重な映像を見ることが出来るという以上に、「日本幻野祭」のリアルで冷静なドキュメントである。出演 頭脳警察etc... 


私は、当時、この三里塚の幻野祭を観に行っています。頭脳警察のライブも、生で見ています。
この曲は欲念のファーストアルバムに収録されますが、歌詞が過激という事で、発売禁止になります。現在は買う事ができます。良いアルバムで。フォークロックから、世界初のパンクサウンドが生まれるスリリングなアルバムです。


頭脳警察1(1972年3月)
~イントロダクション~世界革命戦争宣言/赤軍兵士の詩/銃をとれ(Part 1)/さようなら世界夫人よ/暗闇の人生/彼女は革命家/戦争しか知らない子供たち/お前が望むなら/言い訳なんか要らねえよ/銃をとれ(Part 2)


上記の映画も観に行っていますが、パンタは今もロックしていて、良いミュージッシャンだと思います。

さて、日本のパンクは変貌して「神聖かまってちゃん」になりました。世界のパンク系の音楽の展開をここで振り返る余裕はありませんが、「神聖かまってちゃん」の音楽性そのものは、極めて日本的で、それは今日の現代アートのデザイン化ということとも連動したデザイン系のパンクとして、しかもマイクロポップ」と連動するようなチープなリアリティとして出現して来ています。その死や無気力を歌う歌声と、現在の福島原発事故にいたる日本社会の崩壊滅亡の動きは、どこかで連動していたような気がします。


《超次元〜第200次元》のバーチャル性をもった

《第8次元》のパンク系デザイン音楽

キッチュ音楽


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