obの絵画/村上隆が押し出した18歳の天才少女画家(改稿1動画追加1) [Fashion art]
negaDEATH(a.k.a 笹山直規) さんのリクエスト。
「ob」という、18歳の少女アーティスト。
京都を拠点にしている。
obは、村上隆のカイカイキキギャラリーで、2011年1月14日 – 2011年2月12日に、
"Respiration"という個展を開いて注目を集める。
「呼吸」という意味。
彦坂尚嘉の《言語判定法》による芸術分析では、このobの作品は《原芸術》《芸術》は無い絵画です。
つまり、これは芸術ではありません。
《原-イラスト》《イラスト》があるので、
これは、イラスト絵です。
しかし大きい。
この事が重要なのでしょう。



作品サイズ:3メートル×6メートル

作品サイズ:3メートル×6メートル
大きい絵画というのは、鑑賞構造としては《驚愕》と呼ばれるものがあるのですが、しかしobの作品には、「鑑賞構造」というもの自体がないので、イラストがただ大きいというものです。
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『アートの格付け』では、《第101次元》から《第200次元》まである作品。
つまりバーチャルリアリティ領域だけの美術。
こういう流行的な先端性の表現を、昔は「Avant-garde art」とか「Advanced Art」と言いました。しかしobのイラストは、独創的な目新しさはないし、高級さもないので、「Avant-garde art」とか「Advanced Art」と言う言葉はふさわしくない。
Fashion art であるobのイラスト絵の特徴としては、《第1次元 社会的理性領域》や《第6次元 自然領域》などの芸術の下部構造や基本構造を持っていない作品であると言う事です。基本構造が無くて、安物の大きな鏡に映っているような《第101次元》から《第200次元》まである鏡像だけが描かれている。
芸術の基本構造を持っていない鏡像的な映像表現と言うものは、その軽さの魅力で若い人を引きつけるものなのです。

ob
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これ以上に踏み込んで学問的に芸術分析を書こうとすると、長くなって行って、執筆に時間とエネルギーがとられます。
そういう長い学術的分析を、読みたい人の人数は少ないであろうと私は経験上で思います。
多くの人は、浅くしか世界を見ようとはしていないので、あくまでも《世間体の常識》の中で認識することを良しとしています。そして《世間体の常識》そのものを疑ったり、その外部に出た思考を《悪》といて糾弾するのです。
重要な事は、この《浅さ》なのです。その意味で多くの人は「浅はかに生きる」ことを良しとして生きているのです。
そこで、少数の会員制のメンバーに向けて、『E-learning Artstudy6400』という通信教育の有料ブロマガで長いものを書こうと言う風に思うわけです。
つまり10人中2人の人は、「浅はかに生きる」ことを良しと出来ない苦しみがあるのです。この苦しみを解く事が私の使命なのです。芸術を巡る深い認識を追う事で、人間の人格の深さを解き明かして行きたいと思います。つまり「いかに深く生きるか?」という不可能な問いを追いかける事です。
顔の分析や、詳細な作品分析をすると激しく怒る人がいますが、そういう真実や事実を追いかける分析は、決して万人向けの情報ではないのです。ですから少数の会員だけに向けて書くというのが良いのではないでしょうか。少数の会員に向けて、あくまでも学術的に書く場合には、名誉毀損の危険性の問題も軽減されるところがあります。
『E-learning Artstudy6400』では、このブログでの上述したようなコメントへの反応としての書き込みを、積極的に取り組んで行きたいと思います。今までもコメント欄からは多くの示唆を得てきたのですが、必ずしも十分に対応して来れませんでした。ですが、『E-learning Artstudy6400』は、読者とともに美術教育OSそのものを作り直して行くことを目指したいと思います。
2011-04-20 13:35
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コメント(4)
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ブログの有料化は良いことだと思います。
確か村上龍も以前有料でやっていたと思います。
ただ個人的には経済的な事情から月6400円出費することは無理があります。
既に言語判定法の手法等の多くの情報がここのプログで公開されているので個人的にそれを様々な事象に対して試みてみたいと思っています。
by 白蓮 (2011-04-21 05:32)
白蓮様
コメントありがとうございます。ブログの有料化といっても、今まで通り無料ブログは続けます。
いわゆる学校的な教育活動の場として考えているのです、しかも少人数のものです。つまり普通の美術系の学校があるのですが、その水準で通信教育としてのeーラニングと、できれば、ゲストを招いてのシンポジウムをどこかの場でやりたいと思っています。
無料ブログだと、どうしても、凝縮しにくいのですね。
by ヒコジイ (2011-04-21 10:30)
リクエストにお答え頂きありがとうございます。
「バーチャルリアリティ領域だけの美術」というのは私も同感であります。
obさんをご紹介したのは、彦坂さんがバスキアの記事を書いていたからなのですが、obさんはネット世界に於けるファンシーなラクガキ少女といった感じで、17歳の頃からNYの街角でラクガキをしていたバスキアと違って、現実社会に対する眼差しというモノが存在していないのですよね。仮想現実の「楽しさ」を、現実生活に戻っても持続させたいという願望だけが、彼女の創作活動の所以であると思われます。だから非常にライトな感覚で、多くの人間が支持するのでしょう。
by negaDEATH(a.k.a 笹山直規) (2011-04-21 13:27)
negaDEATH(a.k.a 笹山直規)様
かつての「Avant-garde art」とか「Advanced Art」に代わって、「Fashion art」とでも言うべき101次元から200次元だけの表現が、人々を引きつけているのだと思います。
それは理解できる事です。
by ヒコジイ (2011-04-22 00:43)