『100,000年後の安全』/原発映画 [状況と変動]
危険は10万年後まで
産経新聞 4月16日(土)8時52分配信
アーティストでもあるマイケル・マドセン監督が、独特の映像美で放射性廃棄物の問題に迫っていく(写真:産経新聞)
東日本大震災の影響で、震災を連想させる映画の公開が延期されるケースもあるなか、放射性廃棄物問題を正面から描いたドキュメンタリー「100、000年後の安全」(マイケル・マドセン監督)が、連日満員の人気となっている。16日からは全国で拡大公開が順次始まり、6月までに19館で上映が予定。原子力問題への関心の高まりが示された格好だ。
この作品は、フィンランドが建設している世界初の放射性廃棄物の最終処分場「オンカロ」が題材。危険性が10万年続くといわれる高レベル放射性廃棄物を、地中深くの堅い岩盤内に埋め込んでしまう計画だ。
しかし、10万年といえば、石器時代から現代までに相当する長大な時間。10万年もの間、人類にこの場所が危険だと警告し続けることは可能なのか。文明が変われば、文字もイラストも通じないのではないか。もし、未来の人類が財宝と誤解して、放射性廃棄物を発掘してしまったら…。マドセン監督は関係者たちに質問を繰り返し、彼らが苦悩する様子を記録している。
同作を配給する「アップリンク」では、今秋の公開を予定していたが、震災による福島第1原発の事故を受け、4月2日から自社の劇場「渋谷アップリンク」で急遽(きゅうきょ)公開。ほとんど宣伝できなかったが、連日満席の状態だ。
同社でアンケートを採ったところ、「とても大事な事実を知った。ただ、知らずに済むなら、その方が幸せだったのかも」(20代・男子学生)、「『原発の賛否を超えて向き合う問題』というメッセージが広く伝わってほしい」(30代・男性会社員)などの意見が寄せられた。
他の劇場からも問い合わせが相次ぎ、16日からは青森や群馬、横浜、宮崎、愛媛など19館で順次公開が決まった。同社では「今後も上映館は増えそう。日本にとっても重要な問題であり、議論を深めるきっかけとなれば」と話している。
アーティストでもあるマイケル・マドセン監督が、独特の映像美で放射性廃棄物の問題に迫っていく(写真:産経新聞)
東日本大震災の影響で、震災を連想させる映画の公開が延期されるケースもあるなか、放射性廃棄物問題を正面から描いたドキュメンタリー「100、000年後の安全」(マイケル・マドセン監督)が、連日満員の人気となっている。16日からは全国で拡大公開が順次始まり、6月までに19館で上映が予定。原子力問題への関心の高まりが示された格好だ。
この作品は、フィンランドが建設している世界初の放射性廃棄物の最終処分場「オンカロ」が題材。危険性が10万年続くといわれる高レベル放射性廃棄物を、地中深くの堅い岩盤内に埋め込んでしまう計画だ。
しかし、10万年といえば、石器時代から現代までに相当する長大な時間。10万年もの間、人類にこの場所が危険だと警告し続けることは可能なのか。文明が変われば、文字もイラストも通じないのではないか。もし、未来の人類が財宝と誤解して、放射性廃棄物を発掘してしまったら…。マドセン監督は関係者たちに質問を繰り返し、彼らが苦悩する様子を記録している。
同作を配給する「アップリンク」では、今秋の公開を予定していたが、震災による福島第1原発の事故を受け、4月2日から自社の劇場「渋谷アップリンク」で急遽(きゅうきょ)公開。ほとんど宣伝できなかったが、連日満席の状態だ。
同社でアンケートを採ったところ、「とても大事な事実を知った。ただ、知らずに済むなら、その方が幸せだったのかも」(20代・男子学生)、「『原発の賛否を超えて向き合う問題』というメッセージが広く伝わってほしい」(30代・男性会社員)などの意見が寄せられた。
他の劇場からも問い合わせが相次ぎ、16日からは青森や群馬、横浜、宮崎、愛媛など19館で順次公開が決まった。同社では「今後も上映館は増えそう。日本にとっても重要な問題であり、議論を深めるきっかけとなれば」と話している。
2011-04-16 09:03
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この話題作が甲府市郊外に位置する石和テアトルで上映中とのことで、
昨夜(5月30日)観てきました。客は僕ら3人のみ、早くも原発事故の
風化が始まったのでしょうか。作品は抑制の効いた映像で、原子力技術の
本質的な危険性をえぐり出して衝撃的でした。科学技術が生み出す
必然的な負の遺産が、時にその恩恵をも帳消しにして空前の広がりを
見せる例として、原子力ほど著しいケースは他にないのかもしれません。
原発事故への対応のまずさばかりを強調し、正しく対処すれば原子力発電
は怖くはないとする方にぜひこの映画を観てもらいたいと思いました。
志田寿人
by symplexus (2011-05-31 12:04)